『林政ニュース』の人気コーナー「遠藤日雄のルポ&対論」のバックナンバーを集める大全集の第52回「ロシアンショックに揺れる北洋材産地・柴木材」(『林政ニュース』第341号(2008年(平成20)5月28日発行)掲載)をアップしました。
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第51回で述べたように、ロシアは来年1月から針葉樹丸太の輸出税率を25%から80%に引き上げる計画だ。事実上の丸太禁輸措置である。その目的はロシア国内の木材工業化促進、つまり丸太ではなく付加価値をつけた製材加工品を輸出することにある。すでに西ロシアには国内外の資本が進出し、製紙・パルプ、製材工場の建設が始まっている。しかし、ロシア極東では工業化のためのインフラ整備や肝心の木材企業の育成が遅れている。こんな窮状の中で対日製材品輸出は可能なのか――遠藤日雄・鹿児島大学教授が、前号の(株)石甚に続いて北洋材製材メーカーの柴木材(株)(富山県高岡市、柴秀木・代表取締役社長)を訪ね、今後の展望を探る。
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