『林政ニュース』の人気コーナー「遠藤日雄のルポ&対論」のバックナンバーを集める大全集の第56回「米マツからスギに転換した量産工場・ネクスト」(『林政ニュース』第345号(2008(平成20)年7月23日発行)掲載)をアップしました。
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外材筆頭格の米材丸太の年間輸入量が、ついに300万m3を下回った。40数年ぶりの低水準だ。米材丸太の8割強は米マツ(ダグラスファー)。その米マツ製材は、中国木材(株)を中心に瀬戸内港湾量産4工場への集中が進んでいる。このため内陸部に立地する米マツ製材工場は輸入コスト高で窮地に追い込まれ、転廃業を余儀なくされている。こうした中で、生き残りをかけて米マツからスギ製材に転換した工場がある。大分県日田市に本社をおく(株)ネクスト(横山俊英代表取締役社長)だ。最盛期には月8000m3の米マツを製材し、業界では「米材のネクスト」と評価が高かった同社が、なぜスギに転換したのか。遠藤日雄・鹿児島大学教授が横山社長に切り込む。
▼目次
米マツ入手難、代替材も検討したがスギに着目
丸太→原板→再割加工で羽柄材市場のニーズに応える
「大分方式乾燥」でKD間柱の量産供給にメド
増産へ原木を直接調達、採材・価格形成が有利
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