『林政ニュース』の人気コーナー「遠藤日雄のルポ&対論」のバックナンバーを集める大全集の第58回「新たなビジネスモデルを探るプレカット金沢」(『林政ニュース』第345号(2008(平成20)年8月23日発行)掲載)をアップしました。
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昨年6月の改正建築基準法(以下、改正建基法)施行以降、住宅市場は混乱の直中にある。少子高齢化等で新設住宅着工戸数が増えないという構造的要因もあり、住宅・木材業界は新しい市場戦略を練り直す必要がある。とくに、北洋材輸入が来年から事実上ストップする北陸産地の対応ぶりは、全国的に注目される。そこで遠藤日雄・鹿児島大学教授は、石川県の金沢木材協同組合プレカット金沢(増江潔理事長。金沢市。以下、プレカット金沢)を訪ねた。木材流通の要役となったプレカットメーカーの雄は、現在の建築動向や製材品の動きをどうみているのか。増江理事長、竹田廣専務理事の口から、激動期にある現場の実態が伝えられる。
目次▼
軸組住宅堅調でフル稼働、受注2カ月待ち
ポスト北洋材で土台にヒノキも、スギ羽柄も選択肢
熾烈な市場競争、梁市場にスギ平角は参入できるか
構造計算支援、国産KD柱角の安定供給などに挑戦
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