『林政ニュース』の人気コーナー「遠藤日雄のルポ&対論」のバックナンバーを集める大全集の第62回「道産カラマツを有効活用、北の合板王・丸玉産業」(『林政ニュース』第351号(2008(平成20)年10月22日発行)掲載)をアップしました。
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日本の合板産業は、昨秋100周年(1世紀)を迎えた(第329号参照)。その原料基盤は、4分の3世紀を広葉樹(南洋材)に、後の4分の1世紀を針葉樹(北洋材、ニュージーランド材、チリ材)に仰いできた。針葉樹合板がその市場を拡大したのは、構造用合板の登場に負うところが大きい。阪神淡路大震災以降、ユーザーからの認知度も確実に高まっている。しかし、その針葉樹合板の主原料である北洋材も、来年早々のロシア側の輸出課税アップ(25%→80%)によって、供給力が大きくダウンするとみられる。これからどうなるのか。そこで、遠藤日雄・鹿児島大学教授は、北海道の丸玉産業(株)(本社・津別町、大越敏弘・取締役社長)を訪ねた。同社の成田昇・津別工場長と津別単板協同組合(大越敏弘・代表理事)の添田秀作・木材部長との語らいの中から、新しい展望が見えてくる。
目次▼
津別協組が原木集荷・単板製造し、丸玉へ全量販売
木屑等を熱と電気に換えるエネルギーセンター
40年前に針葉樹合板製造、24㎝上で原木調達棲み分け
オールトドマツの構造用合板に活路あり
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