森と木と人のつながりを考える

『「遠藤日雄のルポ&対論」大全集』の第88回をアップしました。

『林政ニュース』の人気コーナー「遠藤日雄のルポ&対論」のバックナンバーを集める大全集の第88回「秋田の再生へ②「造スギ」は集成材に使えるか?」(「林政ニュース」第378号(2009(平成21)年12月9日発行)掲載)をアップしました。
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(前回からつづく)かつてスギ製材日本一だった秋田は、すっかり様変わりした。現在では、合板と構造用集成材の一大産地と化している。構造用集成材生産量では、前号で取り上げた(株)宮盛と菱秋木材(株)、そして今号で紹介する二ツ井パネル(株)の3社で、全国の3割弱のシェアを占める。しかも、この3社が外材から国産材へのシフトを加速させており、秋田の業界地図は一変しそうな雲行きだ。ただし、一口に国産材シフトといっても、有名ブランド材である秋田スギを集成材用ラミナとして利用するには課題が横たわっている。周知のように、秋田スギの資源内容は、「天スギ」(天然秋田スギ)が減少し、「造スギ」(人工造林した秋田スギ)が主体になっている。「天スギ」に比べて目が粗く、樹齢も若い「造スギ」は、木材として利用するには未成熟なところがある。前号で、秋元秀樹・菱秋木材社長が「秋田スギは、性能・品質面で問題がある」と指摘したのは、このような事情を踏まえてのことだ。
【目次】
「どうしても曲がる」、未成熟な材料への懸念
ラミナよりもエンドレスLVLの方が有望
集成管柱月産5万本の二ツ井パネルも減産が続く
スギにトライしたが止めた、横たわる4つの課題
→続きは、こちらからどうぞ。

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