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被災地で来春向けのきのこ原木が不足の見通し

林野庁が6月4日に公表した「きのこ原木の需給状況」で、来春の植菌で用いられるきのこ原木が不足する見通しであることがわかった。都道府県を通じた調査によると、5月末時点におけるきのこ原木の供給希望量は3万3,500m3(294万5,000本)。これに対し、供給可能量は3,400m3(23万6,000本)で、希望量の1割程度に止まっている。不足が顕著なのは、原発事故による放射能汚染の被害を受けている東北・関東地方。他の地域からきのこ原木を供給して、不足分をカバーすることが必要になっている。

日本林業調査会
(J-FIC)の本