農林中央金庫は、6回目となる「農林中金80周年森林再生基金」(FRONT80)による助成先が決まった。同基金は、民有林を再生する事業・活動に対し1年当たり1億円程度の助成を行うもので、10億円の信託財産を設定して10年にわたって支援することにしている。今回は24件の応募事業があった中から、次の6件に計1億1,600万円を助成する。事業協同組合が選ばれたのは初めて。
・北信州森林組合(長野県)「デジタル森林管理―森林経営の再生を目指して―」
・NPO法人杣の杜 学舎(岐阜県)「美濃市ふくべの森入会林野再生モデル事業」
・中勢森林組合(三重県)「森林ゾーニングによる多様で健全な森林づくり事業」
・吉野林業協会(奈良県)「川上村下多古峰の平―作業道作成工事及び周辺間伐事業」
・熊本県森林組合連合会(熊本県)「熊本市西部域民有林の森林境界明確化と荒廃森
林の保全対策」
・曽於地区森林組合(鹿児島県)「ふるさとの森再生事業―台風被害からの復活―」